後編・セゾン投信セミナーに参加して。長期投資って本当にいいの?
一般社団法人全国銀行協会のHPに
「投資のリスクを減らすポイントは“長期投資”と”分散投資”」と書かれています。
これって信じていいんでしょうか???
銀行に行くと「長期で保有しましょう」「株だけでなく債券も持ちましょう。日本だけでなく海外も、新興国と先進国と、分散投資しましょう!」と熱くセールスされると思います。笑
(手数料を取る為に短期で売買を勧める場合もありますが、それは論外です。)
今回はこの分散投資の話はとりあえず置いておいて、よく言われる長期投資は本当に良いのか?ってことを自分なりに考えてみます。
まず投資においてのリスクというのは、多くの一般人にとっては元本割れのリスクだと思います。
長期投資で元本割れリスクは軽減できるのか?っていうところをポイントに考えてきたいと思います。
≪長期投資のメリット≫
・そもそも積立て投信で毎月小額投資をするのなら、長期戦になるのは必須。
・積立て投資の場合はドルコスト平均法が使える。(ただしドルコスト法が良いのかどうかはまた別の話。)
・売買を何度もしないため売買手数料がかからない。
・金利や配当金が再投資されて複利で回っていくため、何事もなければ資金は増えていくはず、という考え方。
・短期の相場の動きに感情が左右されないので精神衛生上良い。(これ大事)
・大きく見ると何年かごとに相場は上がったり下がったりするので、期間が長くなればなるほど相場の上昇局面に当たる確率が上がる。
≪長期投資のデメリット≫
・毎月積み立ての場合は、高い相場の時も買い続けることになる。(ドルコスト法のデメリット)
・利益確定、損切りする、売るタイミングがわからない。
・運用コストが大きくなる。(投信の場合は持っているだけでコストがかかる。)
・銘柄選びを失敗すると時間の無駄になる。
・大きく見ると何年かごとに相場は上がったり下がったりするので、期間が長くなればなるほど相場の下方局面に当たる確率が上がる。
≪まとめ≫
・長期保有しているだけでは、元本割れリスクは減らない。
・長期的視点で、売ったり買ったりすることで、元本割れリスクは軽減出来るのではないか。
・素人は金融マンの勧めるがままに大きな金額を一度にぶっこまない。
→買い時を当てるのは難しいので、ドルコスト平均法で少しずつ買う考え方はあり。
・長期保有でも、相場が上がっている時には一部売って利益確定させる。
・相場が下がった時には買い増しをする。(下げ相場に買うのは怖いですけどね…その銘柄を信用していること前提でやっているので。)
・長期で保有するつもりで気持ち的にはどっしりと構える。
・絶対に放ったらかしにはしない。
・相場が大きく動いた時には面倒臭がらずに自分も動く!
こんなところでしょうか?
かくいう私も投信買ったら放ったらかし人間なので、投資に向いてないなぁと思ってしまいます。。。